顕彰講演会

新美南吉顕彰会では、毎年新美南吉の研究家や児童文学作家、評論家などを招いて、新美南吉とその文学をテーマにした講演会を行っています。

日時 2024年8月24日(土曜日) 14時~16時
場所 ほしざきホール
演題 「文豪」コンテンツとこれからの新美南吉記念館
~「文豪とアルケミスト」タイアップより~
講演内容 ゲームなど新しいコンテンツによって変わってきた近年の「文豪」観や開館30周年を迎えた新美南吉記念館のこれからについて、講師2人を招き、南吉記念館館長がコーディネーターを務めて考えます。
出演者1
  • 山岸郁子さん

  • 【プロフィール】

     日本大学経済学部教授。北海道出身。日本近代文学、特に夏目漱石の最後の弟子にあたる第四次『新思潮』の同人(芥川龍之介、久米正雄など)と文壇状況についての研究を行なっている。また全国の文学館について、地域の資源としての「作家」や「作品」をどのように位置づけ、どのようなメディアで発信しているのかについて調査を行なっている。

出演者2
  • 谷口晃平さん

  • 【プロフィール】

     「文豪とアルケミスト」プロデューサー。株式会社クリーク・アンド・リバー社所属。岐阜県出身。石川県在住。システムエンジニアとして2011年DMM.comラボ(現EXNOA)入社。2012年よりゲームブランド「DMM GAMES」立ち上げに参画。石川スタジオの技術責任者を経て、2016年に自身の企画した「文豪とアルケミスト」をきっかけにプロデューサーも兼任。

定員 270名(入場無料・予約者優先)
対象 どなたでも
申込み 7月13日(土曜日)9時30分から、申込みフォーム、または新美南吉記念館へお電話ください(☎ 0569-26-4888)
※講師への質問についても、あらかじめ上記フォームで募集しています。もし申込みの際、質問を書き忘れてしまったり、後から思いつかれた場合は、別途、質問募集用のフォームからご回答ください。
会場アクセス
    • ほしざきホール(半田市星崎町3-39-10 知多信用金庫本店営業部3階)
    • 名鉄知多半田駅から徒歩7分
    • 駐車場は本店営業部ではなく、雁宿駐車場をご利用ください(約245台・有料)。台数に限りがあるため、公共交通機関をご利用ください。
主催 新美南吉顕彰会・半田市教育委員会
共催 知多信用金庫
問い合わせ 新美南吉顕彰会(☎ 0569-26-4888 新美南吉記念館)
備考 チラシ(PDF)/来場者に特製"しおり"をプレゼント!(全6種・1人1枚、ランダム配布)
これまでの顕彰講演会
講師 プロフィール 内容 収録号
第1回 畑中俊平 南吉の同級生 南吉との思い出
第2回 鳥越信 児童文学研究者 同時代の作家たち
第3回 浜野卓也 児童文学作家 南吉の作品
第4回 続橋達雄 児童文学研究者 南吉文学と郷土
第5回 沼田曜一 俳優 南吉童話の朗読・日本の民話
第6回 斎藤寿始子 児童文学研究者 南吉童話のドラマ性
第7回 勝尾金弥 児童文学作家 南吉童話の新しさ
第8回 根本正義 児童文学研究者 新美南吉と国語教育
第9回 大藤幹夫 児童文学研究者 児童文学史上の新美南吉
第10回 向川幹雄 児童文学研究者 南吉作品は現代になにを照射するか 南吉研究37号
第11回 小野敬子 児童文学研究者 愛の築設 ―懐かしき隣人たちの物語― 南吉研究37号
第12回 谷悦子 児童文学研究者 新美南吉童話の魅力 ―孤独から無償の愛へ― 南吉研究38号
第13回 保坂重政 児童書編集者 新美南吉・2つの全集の間で ―『牧全』と『校定全集』の編集者として― 南吉研究40号
第14回 北吉郎 児童文学研究者 新美南吉童話の世界 南吉研究41号
第15回 原昌 児童文学研究者 南吉と外国文学 ―その接点と影響をめぐって― 研究紀要43号
第16回 赤座憲久 児童文学作家 児童文学作家 南吉をめぐる人々 研究紀要9号
第17回 西本鶏介 児童文学作家・評論家 南吉童話を読む 研究紀要10号
第18回 藤田のぼる 児童文学作家・評論家 もし、南吉が生きていたら ―戦後児童文学における南吉の系譜― 研究紀要12号
第19回 西田良子 児童文学研究者 南吉の魅力、賢治の魅力 研究紀要13号
第20回 鶴田清司 国語教育研究者 「ごんぎつね」はなぜ国民的教材となったのか ―教科書掲載50年を迎えて― 研究紀要14号
第21回 上田信道 児童文学研究者 三つの「狐」の物語 ―「ごん狐」「手袋を買ひに」「狐」の底流― 研究紀要15号
第22回 安城高女19回生8名 南吉の教え子 座談会「教え子達が語る教師南吉」 研究紀要16号
第23回 畑中圭一 児童文学者 新美南吉と童謡 研究紀要17号
第24回 宮川健郎 児童文学研究者 南吉童話の声、南吉童話の場所 研究紀要18号
第25回 かすや昌宏 絵本作家 ごんぎつねの世界に魅せられて 研究紀要19号
第26回 五木寛之 作家 青い鳥のゆくえ 別冊太陽「新美南吉」
第27回 長野ヒデ子 絵本作家 南吉と私 ~絵本の力と紙芝居の力~ 研究紀要21号
第28回 黒井健 絵本作家・イラストレーター 絵本・私の出会い ~南吉さんと賢治さん~ 研究紀要22号
第29回 府川源一郎 教育学者 「ごんぎつね」から「良寛」まで ―「童心」のゆくえ― 研究紀要23号
第30回 谷悦子 児童文学研究者 新美南吉の詩と童謡―深くて斬新で豊かな世界― 研究紀要24号
第31回 鈴木靖将 日本画家 南吉の宙 ~南吉文学との出会い~ 研究紀要25号
第32回 末盛千枝子 絵本編集者 人生に大切なことはすべて絵本から教わった 研究紀要26号
第33回 酒井晶代 児童文学研究者 雑誌『赤い鳥』に集った青年たち ―新美南吉と森三郎を中心に― 研究紀要29号
第34回 加藤希央 ほか ピアニスト 半田・安城連続レクチャー&コンサート ~音楽でたどる新美南吉の生涯~ 研究紀要30号
第35回 長野ヒデ子
長野麻子
絵本作家
教授
お母さんと赤ちゃんの世界 =南吉の詩から生まれた絵本『てんごく』=